| 今回は木曽川水系川へ釣行しました。 7月後半から、この地方では連日のように猛暑が続いています。 31日には、多治見で全国最高となる38.4℃が記録され、高山市でも35℃以上となっています。 （翌日の8月1日には、多治見でまた全国最高の39.5℃(^^;） これだけ暑いと本流の釣りは厳しくなるうえ、前回、前々回と宮川水系に釣行しましたが、いずれも小物のみの貧果に終わっているので、ますます期待薄です。 そこで、今回は気分転換も兼ね、標高の高い御嶽山周辺の渓流へ釣行する事にしました。 しかし、 御嶽山は昨年9月に噴火し、死者57人、行方不明者6人となり、過去最悪の火山被害となりました。 火口周辺には火山灰が降り、川にも濁りが入ったようです。 噴火の時期が渓流魚の産卵時期と重なるので、渓流魚への影響が気になるところです。 さて釣行当日。 現地には4時半頃に到着。 最初は雲が多かったのですが、じきに天気が良くなってきました。 御嶽山が朝日に照らされて綺麗に見えます。 山頂付近には、うっすらと噴煙が上がっているようです。
最初の目的地は西野川の支流です。 まずは、昨年8月の釣行で反応が良かった区間に入りました。
水温を計ると14℃です。 やや渇水していますが、濁りはありません。 火山灰の影響なのか、川岸の所々に灰色の泥が溜まっていたり、岩の表面がジャリジャリしていて、ちょっと嫌な感じです。 遡行を初めて間もなく、イワナらしき魚影がルアーを追いかけてきました。 おお、居るじゃん(^^)、と喜んだのもつかの間、その後はさっぱり反応がありません。 遡行を続けると、淵が砂で埋まって浅くなっていたり、岸が崩れて大石が転がっていたりと、相当に増水した形跡があります。
やがて退渓地点に着きましたが、ここまでなんとノーヒット。 昨年の釣行では、同じ区間で8〜9寸の二桁釣果だったのに、まさか1匹も釣れないとは．．．。 相当にガッカリして車に戻りました。 この頃になると、上空を自衛隊のヘリがひっきりなしに飛んでいました。 山頂で昨年の噴火による行方不明者の捜索が行われているのでしょう。 捜索隊は大変だろうなと思うと、釣りをするのがちょっと後ろめたい気分です。(^^ゞ 次は、少し上流へ移動しました。 ここは昨年の釣行でも、増水でかなり荒れていたのですが、今年は重機が入って川が掘り返され、 様子が一変しています。
私のお気に入りポイントも完全に消滅しており、釣りをする気が起きません。(^^; 少しルアーを投げてみましたが、反応はさっぱりです。 また少し移動して、違う区間に入ってみました。 ここも増水の影響で川が荒れていますが、ようやく1匹目がヒット。 6寸程度のイワナ（ヤマトイワナ）でした。
その後も同サイズが2匹釣れましたが、良型の反応はさっぱり。 諦めて場所移動です。 完全にアテが外れてしまい、どうしたものかと思案しましたが、今度は王滝川まで移動する事にしました。 次に入るのは、昨年は災害の復旧工事で竿が出せなかった支流です。 まだ工事は完全に終わっていないようですが、重機などは無くなっているので、とりあえず竿を出してみる事にしました。
水温を計ると15℃です。 この支流も増水の痕跡があちこちにありますが、最初に入った支流ほどではありません。 また、火山灰の痕跡も少ないような感じです。 ルアーをキャストすると、そこかしこからイワナの反応があります。 サイズは小さいのですが、魚影があるだけで嬉しくなります。(^^) 遡行を続けると、7寸前後のイワナが5匹ほどヒットしました。
サイズアップに期待したい所ですが、その後もヒットするのは7寸前後の小物ばかり。 まあ、小物でも釣れれば楽しいので、気分よく遡行を続けます。 今日は天気が良いので、暑くて仕方ありません。 頭から水をかぶってクールダウンです。
やがて予定していた区間が終わったので、退渓して車に戻ります。 次は、少し下流へ移動しました。 ここは初めて入る区間です。 魚の反応はまずまずですが、こちらも7寸前後の小物ばかり。
結構な距離を遡行しましたが、結局8寸クラスは1匹も釣れませんでした。 3時頃になるとかなり疲れてきたので、納竿して帰途に着きました。 今回の釣行では、またしても7寸前後の小物しか釣れませんでした。 西野川の支流が壊滅的だったのは残念でしたが、王滝川の支流でそこそこ魚影が確認できたのは収穫でした。 今年はもう厳しそうなので、来期に期待です。 |
