| 今回は富山県の百瀬川へ釣行しました。 本当は宮川下流へ行きたかったのですが、まだ令和2年7月豪雨の影響が続いており、ダムの放水量が多く、水位がなかなか下がりません。 前日にはかなり放水量が減ったのですが、今回は宮川下流は見送りとし、別の川へ釣行する事にしました。 百瀬川は利賀川のすぐ東側を流れる川ですが、別の水系（井田川）になります。 初めての釣行ですが、さてどうなるでしょう？ さて釣行当日。 今年は梅雨明けが遅く、この地方は8月になってようやく梅雨明けしました。 梅雨明けしたと思ったら、毎日猛暑日が続く極端な天気でしたが、今日は今にも雨が降り出しそうな曇り空です。 岐阜から百瀬川に行く場合、利賀川の横を通って行くことになります。 まだ時間が早く、入漁証が買えないので、利賀川にちょっと竿を出してから行く事にしました。 利賀川には前回の釣行の最後にも少し竿を出したのですが、その時と比べ、水位がかなり下がっていました。
最初のポイントで魚の反応があったものの、残念ながらヒットには至らず。 上流へ遡行していくと、しばらくしてニジマスがヒット。 やはりこの区間はニジマスが濃いです。
その後も同サイズのニジマスがヒット。 さらに上流へ遡行すると、この時期の厄介者、オロロ（ウシアブ）の大群に囲まれてしまいました。(^^; 30匹くらいはいるでしょうか、足や腕にとまってくるので、うっとうしくて仕方ありません。 下半身はウェーダーなので良いのですが、オロロは服の上からでも血を吸ってくるので、腕や手にとまったら払いのけないといけません。 気になって釣りにならないので、とにかくオロロエリアから脱出しようと上流へ足早に遡行します。 しばらく遡行すると、運の悪い事に、上流から二人の釣り師が釣り下ってきました。 どうしようか悩んだのですが、仕方ないので下流へ戻ることに。 再びオロロエリアに突入し、腕や顔にとまってくるオロロを振り払いながら、どうにかオロロエリアを脱出。 幸い、この時点ではオロロに刺されていませんでした。 車に戻って、本来の目的地の百瀬川に向かいます。 入漁証を購入し、下流部へ向かいます。 最初に菅沼ダムのバックウォーター付近からスタートしました。 この辺りは川幅が広く、チャラ瀬が続く平坦な渓相です。
ルアーをキャストしますが、釣れてくるのは10㎝くらいの稚魚ばかり。 しかも、殆どがニジマスの稚魚です。 しばらく遡行しますが、相変わらず稚魚しか釣れません。 そろそろ場所変えしようかと思った頃、ようやくヒットしたのは、23cmくらいのニジマスでした。 利賀川に続き、百瀬川でも1匹目はニジマスです。(^^ゞ 少し上流へ移動しますが、渓相は先ほど同様にチャラ瀬ばかりで、ポイントらしいポイントが殆どありません。 ただ、さきほどの利賀川と違い、オロロが全く居ないので、遡行は快適です。(^^) しばらくして、ようやく本命がヒット。 釣れたのは25cmのイワナでした。
ここからは少し魚影が濃くなってきて、8寸前後のイワナがポツポツとヒットするようになりました。 ただ、残念ながら半数以上は成魚放流から間もないイワナです。 お盆休みなので、漁協が放流したのでしょう。
さらに上流へ移動すると、やたら堰堤が多くなってきました。 高さが低く、段々が連続するような堰堤が多く、堰堤下に深みが殆どないので、あまり良いポイントになりません。
それでも、イワナの魚影はまずまずで、8～9寸程度のイワナがコンスタントにヒットするようになりました。
成魚放流物ですが、結構朱点の多いイワナも釣れます。
その後もイワナのヒットは続き、ヒット数はじきに10匹を超えました。 11時を過ぎると、雲行きが怪しくなってきたので、早めに昼食を取ることにしました。 木陰に車を停めて昼食を取っていると、もう少しで食べ終わる頃になって、雨が本格的に降ってきました。 大急ぎで食事を済ませ、レインウェアを着込みます。 これで3釣行連続で雨に降られてしまいました。(^^; 昼食後、上流部に移動しました。 幸い、雨はじきに止んだので、もうレインウェアは必要ありません。(^^) 遡行してくと、段々が連続し、まるで釣り堀のような場所が現れました。 以前は有料釣り場だったのかも、とか思いながら遡行を続けます。
この区間でも、数匹のイワナがヒット。 やがて人工物が無くなりましたが、急に水量が少なくなってしまいました。 そのうえ、土砂の流出が多く、まるで災害直後の川のようですが、これがこの付近の渓流の特徴なのかもしれません。 水量が減ると同時にイワナの反応もめっきり少なくなってきましたが、ようやくヒット。
さらに上流へ遡行すると、オロロが出てきました。 10匹程度だったので、気にせずそのまま釣りを続けます。 しかし、ここで油断したのが失敗で、あとから気付いたのですが、両腕をそれぞれ3ヶ所くらい刺されてしまいました。(^^; イワナの反応が少なくなったうえ、オロロがうっとうしいので、退渓して車に戻ります。 この後はどうしようかと考えたのですが、もう一度中流部に戻ったところ、イワナが数匹ヒット。 そこそこ満足したので、早めに納竿して帰途につきました。 初めての百瀬川でしたが、イワナは2桁ヒットとなり、まずまず楽しめました。 しかし、チャラ瀬と堰堤が連続する渓相にはがっかりでした。 事前にGoogleマップで調べていたので、堰堤が多い事は判っていたのですが、これほど水深の浅い瀬ばかりの川とは思いませんでした。 真夏のこの時期にイワナがコンスタントに釣れる川は貴重ですが、もう1回行きたいかと言われると微妙なところです。(^^ゞ |
