| 今回は宮川下流へ釣行しました。 5月になってから、この地方ではまとまった雨が降らず、どこの河川も渇水気味です。 宮川下流では、区間の中央にある打保（うつぼ）ダムが放流を止めており、それより下流では酷い渇水になっています。 そのため、最初は庄川に釣行するつもりだったのですが、昨年同時期に宮川に釣行した際、そこそこの釣果があった事を思い出し、ものは試しに宮川へ釣行することにしました。 増水していた昨年とは状況が違いますが、まあなんとかなるでしょう。 いつものように自宅を3時前に出発して現地へ向かいます。 途中、まだ5時すぎだというのに、もう人気ポイントには釣り人が何人も入っており、そのうちの１人には大物がヒットしたらしく、遠目に見てもロッドが大きく曲がっているではありませんか。 どうやら、私は完全に出遅れたみたいです。(^^; そんな様子を横目で見ながら、若干焦りつつ目的地へ急ぎました。 最初のポイントには、5時半頃に到着。 この区間はダムの放水が止まっているため、ひどい渇水になっています。 たぶん釣れないだろうとは思いましたが、とりあえず準備して実釣開始です。
水深のありそうな場所を選んでルアーをキャストしますが、反応はさっぱりで、たまに小さいイワナがヒットする程度。 予定していた区間の半分くらいで、早々に切り上げて場所移動です。 次は、下流のポイントへ大きく場所移動です。 いくつか支流が流入しているため、ある区間から下流では水量が増え、なんとか釣りができそうな感じになってきました。 ただ、先行者も多く、空いているポイントを探すのも一苦労です。 数か所をパスして、やっと先行者の姿が無いポイントを見つけ、釣りを再開しました。 最初は反応がありませんが、少しづつ場所移動していくと、いきなりドンっとヒット！ 魚が下流へ走り、ラインがどんどん出てきます。 止まってくれ～と思っていると、魚がジャンプ2連発！！ 50cmくらいありそうな大物です。 ジャンプするという事はイワナでは無さそうですが、ニジマスにしては色がやけに茶色です。 その後もまたまたジャンプ、しかし魚種はよく判りません。 手前に早い流れがあるうえ、足場が悪くて取り込みが難しいので、下流へ移動する事にしました。 10mほど下流へ移動したところでふと気づくと、あろうことかラインが水中に沈んでいる木の枝に引っ掛かっているではありませんか！？ 意を決して川に入り、木の枝からラインを外そうとしましたが、これがなかなか外れません。 ならば、と枝を折って無理やりラインを外し、恐る恐るロッドを立てると、幸いにもまだ魚が掛かっています。 テンションが掛かったところで、今度は魚が上流へ走り出しました。 しかも、ラインを緩めすぎたせいで魚が底に潜ってしまったのか、ラインが岩と擦れる嫌な感触が。 ヤバいと思った次の瞬間、ブチッと音がして、ラインが高切れ。 自作ルアーと共に、魚の姿は消えてしまいました．．．。(T_T) その後、あちこちポイントを移動しますが、どういう訳か、全く魚の反応がありません。 水温は13℃あるので、魚の活性は上がっているはずなのですが、イワナやヤマメはもちろん、ニジマスの反応すらないのです。 10時頃まで粘りましたが、一向にヒットが無いので、本流は諦めて、支流の小鳥川に移動する事にしました。 渇水の本流とは違い、小鳥川はほぼ平水です。 雪代の濁りも無く、水温も13℃で良い感じです。
ポイントに入って数投後、8寸ほどのヤマメがヒット。 成魚放流ものですが、ここまで1匹もキャッチしていないので、贅沢を言っている場合ではありません。(^^ゞ
直後、同サイズのヤマメをヒット。 反応が皆無だった本流とは異なり、支流では魚の反応は良好です。 ヤマメだけでなく、小さめですが居つきの綺麗なイワナも混じり、30分ほどで6匹のヒットとなりました。 少し上流へ場所移動すると、昨年と川の様子が違っています。 川が平たんになり、岩で仕切りが作られ、まるで管理釣り場か釣り堀のようです。 ここより少し上流でも、同じような事になっていました。 ここだけ別料金という訳でも無いのに、何故わざわざ川に手を加えるのか理解に苦しみます。 こんな場所で釣りをするのは嫌なので、パスしてさらに上流へ移動です。
昼食を済ませ、釣りを再開します。 下小鳥川は、両岸に葦などのボサの多い川なのですが、この時期はまだ枯れているので、とても釣りやすいうえに、山の新緑が綺麗で良い感じです。(^^)
ここでも魚の反応は好調で、7～8寸程度のヤマメがコンスタントにヒットします。 バラシも多いのですが、イワナも含めるとじきに二桁釣果となりました。
ヒットするのは、大きくても8寸程度ですが、この時期に渓流で釣りをするのは、やはり気持ちの良いものです。 2時過ぎにはすっかり満足したので、納竿して帰途に付きました。 それにしても、今回も大物を取り逃がしたのは痛恨のミスでした。 宮川では、これまでにも何度か大物をヒットさせていますが、未だにキャッチできていません。 詰めの甘さが情けない限りです．．．。 |
