| 今回も三重県の東紀州方面へイカ釣りに出かけました。 前回の釣行では、南伊勢町エリアの漁港に竿を出しましたが、あまりぱっとしない釣果だったので、今回は紀北町エリアを中心に探る予定です。 今年はイカが好調だという話ですが、私は毎回貧果ばかり。（要するにヘタクソですから(^^;） 釣れても小物ばかりなので、今回こそ良型を釣りたいところです。 １９日は仕事を終えると、そのまま釣り場へ直行。 夕方の帰宅渋滞にハマってタイムロスしてしまい、現地着は午後９時少し前になりました。 最初の漁港は、運良く先行者の姿がありません。 早速支度して実釣開始です。 堤防の先端からエギを投げますが、しばらく経っても反応がありません。 今夜は午後１０時半頃に干潮となるため、既に潮位は結構下がっています。 しかも満月のため結構明るく、月夜の干潮では釣れたためしがありません。 そろそろ場所移動しようと思っていると、フォール中のエギにコツッという感触。 一呼吸おいて合わせると、根掛りのような手ごたえ！？ 「あれ、何だろう？」 その直後、”掛かった何か”は、沖に向かって一気に走り出しました。 これまでにイカ釣りでは経験した事がないような強い引きで、片手ではロッドを立てる事が出来ないので、両手でロッドを支え、走りが止まるのを待ちます。 その間ドラグはずっと鳴り続け、一向に走りが止まる気配がありません。 数分後、ようやく走りが止まったので、ポンピングで寄せようとすると、また走り出しました。 今度はグーン、グーンと言った感じで、ジェット噴射によるイカ特有の引きです。 最初はヒラメかボラをスレで掛けたのかと思っていましたが、”掛かった何か”はどうやらイカのようです。 ヒットからもう5分以上経過していますが、なかなか弱る気配がありません。 数m寄せるとまた走られてしまい、ラインがどんどん出て行きます。 ふと気付くと、スプールのラインがもう3分の1くらいしか残っていません。 こりゃヤバイなと思い、ドラグを少し締め込んで、再度寄せようとしますが、またすぐにラインが出て行きます。 さらにドラグを締め、なんとか浮かせようとロッドを立てると、ブチッとラインが切れ、反動で後ろにひっくり返りそうになりました。(^^; 切れたラインを回収すると、2.5号のリーダーが切れています。 エギが根掛りした時でもなかなか切れないのに、まさかイカに切られてしまうとは。 しばし放心状態でその場に座り込んでしまいました．．．。(T_T) いつまでも悔しんでいても仕方ないので、リーダを結びなおし、イカ釣り再開です。 先ほどとは反対の方向にエギを投げると、数投後にモゾっとしたアタリ。 またまた一呼吸おいて合わせると、けっこう良い手ごたえ。 やっと釣れたと思いきや、今度はタコでした。 どうも今年はタコに好かれているようです。(^^ゞ
足元に降ろすと、タコはすぐにエギを放して、自分で海に帰って行きました。 タコはエギを外す際、手に絡み付いてきて面倒なので、手間が省けて好都合です。(^^) その後、このポイントでは反応がなくなったので、別の場所へ移動しました。 次の漁港では、すっかり潮が引いて潮位が下がっているせいか、イカの反応は皆無で、釣れるのは海草ばかり。 ここで粘っても釣れそうに無いので、早めに仮眠して翌朝に備える事にしました。 翌朝は３時半に起きて釣りを再開です。 外気温は10℃で、今夜は気温があまり下がらず、とても暖かい夜です。 最初の漁港では、アジの泳がせ釣りの竿が何本もセットされており、もう入る場所が無いほどです。 しかし、釣り人の姿が全くありません。 どうやら、場所取りだけして、車の中で寝ているようです。 良く見ると、仕掛けにはアジも付いていないので、遠慮なく竿の放列の隙間に割り込み、釣りを始めました。 最初は反応がありませんでしたが、30分ほど経過した頃に、ようやく1杯目がヒット。 この時期としてはかなり小さい、胴長16cmくらいのアオリイカです。
イカの写真を撮っていると、先行者が起きて車から出てきたので、そそくさと退散しました。 次に移動した漁港でも、アジで狙っている人が沢山居て、良いポイントに入れません。 離れた場所で数投しましたが、反応が無いので、早々に場所移動。 そろそろ夜明けが近くなってきたので、朝マズメは実績のある漁港に入る事にしました。 今度は先行者も少なく、良い場所に入れたのですが、困った事に反応がありません。 やがて夜が明けてきましたが、まだノーヒット。
この漁港が不発とは、かなり痛い作戦ミスです。 すっかり明るくなったので、諦めて場所移動することにしました。 このままでは、チビアオリ1杯の貧果で終わってしまいそうです。 今度は、半ば諦め気味で、イカ釣りでは初めての漁港に入ってみることにしました。 ここも釣り人は沢山いますが、竿が出せないほどの混雑ではありません。 堤防から沖合いに向けてエギを投げると、2投目でヒット！ 結構良い手ごたえなので、そこそこのサイズかも知れません。 上がってきたのは、結構な良型のコウイカでした。 足元で墨を吐かせ、無事キャッチ。
久々のコウイカ、しかも胴長が25cmもある良型なので、コウイカ大好きの私は、先ほどのまでの憂鬱もどこへやら、この1杯で結構満足してしまいました。(^^) 気持ちが楽になると、景色を眺める余裕も出てきます。 三重県でも、そろそろ紅葉が始まっており、海辺の雑木林もところどころが赤くなっています。
今日はとても良い天気で、暖かいどころか暑いくらいです。 その後、数箇所の漁港を廻りましたが、天気が良すぎるせいか、全く釣れません。(^^ゞ
本当は夕マヅメも狙いたいところですが、今日は早く帰宅しないといけないため、昼過ぎには納竿して帰途につきました。 今回も小さいアオリ1杯とコウイカ1杯、タコ1杯という貧果に終わってしましました。 しかも、大物を取り逃がしたので、とても悔しいはずなのですが、コウイカが釣れて嬉しいので、プラスマイナスゼロくらいの釣行でした。 次回でプラスに転向できると良いのですが．．．。 |
