| 今回はDate-chiさんに、中部地区のとある渓流を案内して頂きました。 その渓流はアクセスが非常に悪いため釣り人が少なく、魚影がものすごく濃いとのこと。 彼曰く、イワナのパラダイスだとか。(^^) 今期の釣行は、増水や渇水に悩まされ、良いタイミングで釣行できなかった事もあり、いまだに満足のできるような釣果に恵まれていません。 果たして、今回の釣行で、これまでの不調を解消する事が出来るのでしょうか？ なお、この渓流は、Date-chiさんも彼の友人から紹介された場所であり、名前を伏せて欲しいとの事ですので、今回の釣行記は川の名称や水系も”ひみつ”とします。 さて釣行当日。 自宅を1時半に出発し、Date-chiさんの車で目的地へ向かいます。 今日は天気が悪く、出発前から小雨がパラついています。 天気予報では、午後3時頃まではくもりになっていましたが、最近の天気は変わりやすいので、あまり信用できません。 小雨程度なら良いのですが、今回の目的地は谷が深く、雨で増水すると逃げ場が無くなって危険なので、運が悪いと釣りを諦めることなりかねません。 幸い、目的地に近づくにつれ、雨も止んで雨雲も薄くなってきたので、午前中くらいはなんとかなりそうな感じです。 目的地に続く林道にはゲートがあり、手前には既に2台の車が停まっています。 先月にDate-chiさんが訪れたときはゲートが開いていたようですが、今日は閉まっているので、そこから先は徒歩で目的地へ向かいます。 アップダウンのきつい林道を30分くらい歩くと、ようやく目的の渓流が見えてきました。 林道は崖の上を通っており、川までの標高差は50m以上はありそうで、見下ろすと怖くて足がすくみます。(^^; さらに林道を進み、ゲートから1時間半ほど歩いたところで、ようやく入渓地点に到着しました。 上流にある堰堤で取水されているようで、水量はやや減水しているような感じです。 川原には足跡などは見当たらないので、この区間に先行者は居ないようです。
早速準備をして、実釣開始です。 ポイントを覗いてみると、何匹かのイワナが悠々と泳いでいるではありませんか。 はやる気持ちを抑えつつ、ルアーをキャストすると、１投目からイワナがヒット！ ヒットしたのは、9寸くらいの良型イワナです。 魚の写真を撮った後、同じポイントにルアーをキャストすると、驚いた事に、まだ2匹以上のイワナがとルアーを追いかけてくるではありませんか！ このポイントでは、8寸程度のイワナを2匹追加する事ができました。 少し場所移動し、ひとつ上流のポイントを覗くと、こちらも瀬尻に悠々と泳ぐイワナの姿があります。 ルアーをキャストすると、またまた何匹ものイワナがワラワラとルアーを追ってきます。 次にヒットしたのは、ジャスト30cmの尺（泣き尺？）イワナでした。(^^) その後も同じポイントでヒットがあり、既にキャッチ数は5匹を越えています。 まだ釣りを始めてから15分くらいしか経っていないのに、8寸〜尺のイワナが揃うとは驚くばかりです。（まさにパラダイス＼(^o^)／）
この渓流は、魚影の濃さもさることながら渓相も素晴らしく、良い感じのポイントが連続します。 釣り人が少なく、上流にも民家などが無いためか、ゴミなども殆ど見当たりません。 水の透明度も高いので、とても気持ちよく遡行することが出来ました。(^^)
その後もイワナの魚影は濃く、どこ投げても8〜9寸がヒットするような感じです。 しかも同じポイントで3回くらいの連続ヒットも珍しくありません。 時々40cm近い大物の魚影もありましたが、残念ながらヒットには至りませんでした。
どのポイントでも、魚の反応がなかなか途切れないので、遡行のペースがとてもゆっくりになり、いつまでも先へ進めません。(^^ゞ 開始から2時間ほどで、既にキャッチ数は20匹となりました。 相変わらずバラシが多く、キャッチ率は5割程度なので、ヒット数はゆうに40匹は越えているでしょう。 私はすっかり満足モードなのですが、Date-chiさんはサイズが悪い（小さい）と、少し不満なようです。 また、「この渓なら、最低でも30匹は釣ってもらわないといけません」と、厳しいダメ出しをされてしまいました。（そんなにハードルを上げないで(^^;） 遡行を続けると、段々と谷が狭くなってきました。 ゴルジュ様の場所も数箇所ありましたが、今日は減水しているので、問題なく遡行できます。
やがて大きな渕にさしかかり、それ以上遡行できなくなりました。 雨も少し強く降ってきたので、早めに昼食を取って、この区間から移動する事にしました。 谷が深いため、退渓するには入渓地点まで戻らないといけません。 2時間ほど遡行したルートを引き返してみると、あっという間に入渓地点に戻ってしまいました。 遡行した距離はわずか300mほどで、普段の釣行なら30分程度で遡行する距離ですが、今日はあまりにヒットが多いため、2時間以上も掛かってしまったようです。(^^ゞ 一度林道に戻り、1kmほど上流へ移動して、再度入渓します。 この区間は、取水堰堤の上流となるため、この渓本来の水量があるようです。
入渓地点には新しい足跡がありましたが、この区間も魚影が濃く、どのポイントでも魚の反応があります。 ただ、ヒットする魚はややサイズダウンし、7寸程度のイワナも多くなりました。 先ほどの区間では、Date-chiさんはガイド役に徹していただいので、ヒット数は少なめでしたが、この区間は水量が増え、二人でも竿を出せる場所が多くなったため、ようやく本領発揮です。 私がバラして後ろを振り返ると、Date-chiさんにヒットしていた、などという事が何度もあり、彼も順調にヒット数を伸ばしているようです。
やがて、私のキャッチ数は39匹、Date-chiさんも20匹以上となり、二人合わせると釣果は60匹以上になりました。 もうすっかり満腹状態ですが、Date-chiさんは「ここまできたら、43匹（私の年齢）以上は釣って下さい」と、またまた厳しいリクエストが。(^^ゞ その後、砂防ダムでそれ以上遡行できなくなったため、入渓地点に引き返して林道へ戻りました。 時刻は午後3時過ぎで、まだ釣りができる時間でしたが、この頃になると雲行きが怪しくなり、雨も降ってきたため、これで切り上げて納竿する事としました。 車までの帰りは、再びアップダウンのきつい林道を1時間以上歩きます。 気分は軽いのですが、足取りは重く、車に着く頃にはもうヘトヘトでした。(^^; Date-chiさん、きょうは一日ありがとうございました。 過去に経験した事がないほど、数多くのイワナと遊べて、たいへん満足しました。 この地方にも、まだまだ素晴らしい渓流が残っている事が判って、とても有意義な釣行でした。(^^) 機会があれば、またご一緒して下さい。 |
